ホルマリン漬けの思考回路

散文的思考ログ(旧:真空管かけごはん焼き機)

散文思考ログ(メンヘラの功罪)

メンヘラの皆様、いかがお過ごしでしょうか。

わたしは今日も元気に希死念慮です。

 

さて珍しく真面目な話になるのですが、

メンヘラという概念の功罪について考えたことはございますでしょうか。

 

ちょっと前にお前らの言うメンヘラはメンヘラではない的な事を騒ぎましたが、とりあえずメンタルや人格に問題がある、ただただ面倒くさいだけの「普通の」人間に都合よく使われているように見受けられます。

とりあえずこの称号を公言すればそう言う人間たちのコミュニティに入れるのです。よかったですね。

こういう人間はわたしの中では「ファッションメンヘラ」、いわゆるファッヘラと呼んでいます。当記事でもファッヘラはそういう意味として認識してください。

 

ではわたしの中でのメンヘラというと、「精神疾患に苦しむ人間、もしくは人間にすらならなかった者」という概念になります。

べつにメンクリに通ってなくても実際に生活に支障があるならメンヘラだと思っています。

これでも本来の意味からかけ離れていると思うので悪しからず。

 

 

さて、精神疾患で病院にかかる患者数はH26年は392万人、H29年で419万人と増加傾向にあります(データがちょっと古いのはなんかこれしか見つからなかったため。厚労省のデータ)

そもそも精神科に行く人間が増える社会であるということ自体がまず異常である、ということはしっかり覚えておきたいですネ。

 

で、精神疾患持ちとしては、そしてもともと自分は精神疾患なんて持ってないと思っていたので単純にめんどくさい何かこじらせただけの人間としても、そういう「メンヘラ」というセーフティネットがあることは救いになるのです。

どちらかというとメンヘラという概念そのものは、良いものだと思っています。自分も救われたので。

そもそもこんなワードを使って誰かと繋がるだとか、助けてと発信するような人間は普通に普通からは外れてるタイプなので、そういう人間たち同士が繋がっていけるというのはいいんじゃないですか。知りませんけどね。

 

問題は、そこでファッヘラと精神疾患の人間が混ざってしまうことです。

自分をファッヘラだと思い込んでいる精神疾患ならともかく、メンヘラだと思い込んでいる一般人は厄介です。

本物との喧嘩だとか、逆に他の一般人からの余計な偏見を呼ぶだとかそういういざこざを起こします。

 

そして一番わたしが問題視していること。

精神疾患の人間はODやらやってますよね?それのリスクを伝えず普通の人間を引き込みかねないというところ。

ブ○○が流行るなどしましたよね(ヒでトイレに大量の空き瓶が捨てられてる画像が出回るなどして余計に有名になってる気がする)

他の薬や自傷方法などもそうですが、基本的にそれのメリットしか伝えません。調べてもそんなに出てきません。せいぜいデメリット伝えるとしても吐き気がするとか便秘になるとかそんな程度。

それによって実際にメンタルが不調になったりするなどというところを伝えることはないと思います。辛い?いいのがあるよ〜wみたいな教え方をします。売人かなんかか?

そうやって正しい情報もないまま手を出してこんなのに狂わされるのはよくないと思うんですよ。

こういうのはやりだすとどんどん価値観が狂って「やっててもいいんだ!」となります。周りがやっていると余計にです。また自己肯定感が狂っている場合が多いのでそういうコミュニティで注目を集めると頻度やら量やら増えていってもっと狂います。あと実際に依存がキツめなのものとかもあるので普通に狂わされます。

こうやってまともな道を歩めたかもしれないものを我々先のない者に引き摺り込んでしまうのです。

 

 

自分で調べて絶望して納得した上で壊れていくなら勝手です。今読んでいるあなたがどっち側かは知りませんが、勝手に1人だけで壊れるなら自由だと思います。

しかし、他にも助かる道があるかもしれない他人をこんな破滅の道に誘うことは決して許されてはいけないと思うのです。

 

 

ま、わたしは他人が狂ったところで興味ないのですがね。

狂ってしまった、狂わせてしまった貴方とは、地獄で会うことになるでしょう。

この言葉で他人を救った貴方には、きっとこれから素晴らしい幸せが訪れることでしょう。

 

それではいい1日を。