ホルマリン漬けの思考回路

散文的思考ログ(旧:真空管かけごはん焼き機)

線路

これは希望。

こうなればわたしはしあわせだなっていう。

 

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生きてきて20年とちょっと。

物心ついた時にはブラウン管の分厚いテレビと、いちいち面倒なVHSでGコードとか使って予約してたような世界だったのに、いつのまにやら薄くて綺麗な画面の液晶テレビと簡単に番組表から録画予約できるようになってるくらい世間は様変わりしていた。

 

わたし自身もひどく変わった、変わってしまった。歪んだという方が正しいだろうか?

昔はもっともっと明るくて前向きで、「光属性!」って感じの人間だった。

いつの間にやら人と関わるのに怯えているような、そんな性格になった。誰かにポイ捨てされたりとか、関わる前から攻撃されたりとかしたからかな。

そうやって徐々に擦れていって、人間関係のスタンスがもともとあった「相手の求めるものを演じればいい」にプラスして「所詮消耗品なのだから使えるものを使えばいい」、となった。

恋愛関係が特にそうだった。その考え方ができてしまったのも悪いが、躁状態と重なってガンガン人を泣かせるような行動を取っていた。

 

でも、本当に泣いているのを見てしまって、苦しくなった。

もっと早く気づくべきだったのはそう。いやもしかしたら気づかないふりをしていたのかもしれない。

この人で最後だ、みたいな勝手な思い込みしてた人を泣かせて、ようやく直そうと思った。もっと人に向き合わなきゃいけない、消耗品だと思ってやってちゃいつまで経っても何も残らない、と。

 

それで、今。こんなのを書き記すべきではないと思うんだけどね、でも書いておきたい。

わたしは、今日を一緒に生きてくれる貴方を本当に大事にしたい。そう思っている、強く強く。

 

これからのわたしが今のわたしの敷いた線路を走っていることを、そしてこれを読み返すことがあったらまた強く誓い直してくれることを、祈ってここに記します。

 

線路を失くしたわたしたちへ。